【2024年版】オンライン診療アプリ6選。利用の流れを比較してみた!

この記事は以下の内容を書いています。
❐ オンライン診療の主要アプリについて
❐ 各アプリの使用の流れを比較

新型コロナウイルスの流行をきっかけに、利用者が増えてきたのが「オンライン診療」です。

取り入れる医療機関も増えてきて、患者にも医療機関にもメリットがあるサービスの一つです。
今回はオンライン診療のシステムの現状について、主要5つのアプリを比較して紹介します。

目次

オンライン診療って何?

オンライン診療は遠隔診療とも呼ばれていて、情報通信機器(PC・スマートフォン・タブレットなど)のテレビ電話機能やチャット機能等を用いて、病院を受診する行為(予約・診察・会計)をインターネット上で行うことを言います。

薬局とのオンライン服薬指導を行うことで、オンライン診療後の薬局での薬の受け取りについてもオンラインで薬剤師と会話を行い、自宅に薬を宅配してもらうことが出来ます。

病院で受診 → 薬局で薬の受取

この一連の流れが「全て自宅で完結する」という時代になっていて利用者も多いです。

以下のことがオンライン診療のメリットです。

★各種待ち時間、薬の受け取りにかかる時間がなくなり、忙しくても受診できる
★病院に行かず二次感染を防止できる
★遠方の病院でも気軽に受診できる
★周りに知られることなく、受診できる

もともとは、オンライン診療は診療可能な疾患が決まっていて初診は不可となっていました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の大流行に伴い、政府がオンライン診療の規制を緩和しました。
2020年から初診もオンライン診療可能となった背景があります。

色々と便利な面はありますが、オンライン診療はドクターは画面越しで患者を診察するため、触診や検査・処置は出来ません。

したがって緊急を要する疾患や検査等が必要となる疾患についてはオンライン診療で
行うことは出来ない
点は理解しておく必要があります。

例えば、慢性疾患で定期的に薬を処方してもらうために通院している方などは、オンライン診療が可能となります。

ぶるどっぐ

オンライン診療で使用する主要な5つのアプリを紹介します!

① SOKUYAKU

■アプリ名
SOKUYAKU

■運営会社
ジェイフロンティア株式会社

■公式サイト
https://sokuyaku.jp

② CLINICS

■アプリ名
CLINICS(クリニクス)

■運営会社
株式会社メドレー

■公式サイト
https://clinics-app.com/

③ curon

■アプリ名
curon(クロン)

■運営会社
株式会社MICIN(マイシン)

■公式サイト
https://app.curon.co

④ LINEドクター

■アプリ名
LINEドクター(ラインドクター)

■運営会社
株式会社LINE

■公式サイト
https://doctor.line.me/user

⑤ CARADA

■アプリ名
CARADA(カラダ)

■運営会社
株式会社カラダメディカ

■公式サイト
https://lp.telemedicine.carada.jp/p.html

⑥ YADOC

■アプリ名
YADOC(ヤードック)

■運営会社
株式会社インテグリティ・ヘルスケア

■公式サイト
https://support.yadoc.jp/manual/patient/quick-pt/about/

各アプリの利用の流れを比較

STEP
アプリのインストール・アカウント登録

必要なアプリのインストール、アカウントの登録を行います。

・PCでの利用の場合、アカウント登録のみ必要です。
・LINEドクターは、LINEを既にインストールしている場合はインストールや登録は不要です。


★システム利用が可能な機器(推奨環境)★

【SOKUYAKU】
★スマートフォン、タブレット端末
→Andoroid OS 4.1以上 、iOS10.0以上
パソコン
→GoogleChrome84以上、Safari13以上

【CLINICS】
★スマートフォン、タブレット端末
→Andoroid OS 6.0以上、iOS15.0以上
パソコン
→GoogleChromeが動作するWindows,Mac,Linux搭載のパソコン

【curon】
★スマートフォン、タブレット端末
→Andoroid OS 11.0以上 (GoogleChrome)、iOS15.0以上 (safari)
パソコン
→GoogleChromeが動作するWindows,Mac搭載のパソコン

【LINEドクター】
★スマートフォン、タブレット端末
→Andoroid OS 7.0以上 (GoogleChrome)、iOS13.0以上 (GoogleChrome)
パソコン
→Windows10以上(GoogleChrome)、MacOSX10.14以上(GoogleChrome)
※推奨はしていないが、上記より古いバージョンでも動作できるものあり。

【CARADA】
★スマートフォン、タブレット端末
→Andoroid OS 7.0以上 (GoogleChrome)、iOS12.2以上 (safari)
パソコン
→Windows10 (GoogleChrome,Edge)、MacOS10.14以降 (GoogleChrome)

【YADOC】
★スマートフォン、タブレット端末
→Andoroid OS 7.0以上 (GoogleChrome)、iOS15.3 (safari)
パソコン
→Windows10 (GoogleChrome,Edge)、MacOS (GoogleChrome,Safari)

STEP
オンライン診療を予約

アプリ、または、Webサイトよりオンライン診療を受けたい医療機関を選択して、予約を行います。

CARADAの場合、原則「初診」は医療機関での対面の受診が必要とのこと。


オンライン診療を受ける場合、受診したい医療機関も同じシステムが導入されていることが前提となります。各アプリが対応している医療機関を探して予約を行います。

各アプリの対応医療機関件数は以下のとおりです。(2024/5/12 調査時点)


【医療機関検索はこちら

関東エリア
スクロールできます
地域SOKUYAKUCLINICScuronLINEドクターCARADAYADOC
東京 2141653475182247
神奈川92424816578126
埼玉4721366136120
千葉2531186318141
茨城3140131060
栃木1003110800
群馬1393416910
関東エリア
関西エリア
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地域 SOKUYAKUCLINICScuronLINEドクターCARADAYADOC
大阪1194 2851127457
兵庫297151583682
京都30567331401
滋賀351712500
奈良3014141100
和歌山23178601
関西エリア
東海エリア
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地域 SOKUYAKUCLINICScuronLINEドクターCARADAYADOC
愛知292149805742
静岡13966191330
岐阜1413714810
三重55289723
東海エリア
北海道・東北エリア
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地域 SOKUYAKUCLINICScuronLINEドクターCARADAYADOC
北海道19998263022
青森13141500
岩手261512610
宮城391929711
秋田2275300
山形20133300
福島28166300
北海道・東北エリア
甲信越・北陸エリア
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地域 SOKUYAKUCLINICScuronLINEドクターCARADAYADOC
山梨11114300
長野32238911
新潟35265300
富山17246511
石川311951500
福井14172301
甲信越・北陸エリア
中国・四国エリア
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地域 SOKUYAKUCLINICScuronLINEドクターCARADAYADOC
鳥取1353410
島根14166121
岡山283810811
広島6257352441
山口108205500
徳島25245800
香川27186500
愛媛44313300
高知1485200
中国・四国エリア
九州・沖縄エリア
スクロールできます
地域 SOKUYAKUCLINICScuronLINEドクターCARADAYADOC
福岡219120393625
佐賀18146200
長崎30155604
熊本393881600
大分36215500
宮崎20137511
鹿児島5226161300
沖縄413212610
九州・沖縄エリア
STEP
診察を受ける

予約時間になったら、医療機関側からビデオ通話の着信があるため、受けて診察を始めます。

YADOCの場合、専用アプリの他に、Zoom,MicrosoftTeamsを使用する場合もあるとのこと。

STEP
会計をする

診察後、アカウント登録時に設定したクレジットカードにて自動的に決済されます。

・どのアプリを使用した場合も原則、支払いは「クレジットカード決済」になります。

SOKUYAKUの場合、診察代に加えて、1回の診療につき利用料165円(税込)がかかります。

LINEドクターの場合LINEPayが使用できます。

curonnの場合、診察代に加えて、1回の診療につき利用料330円(税込)がかかります。

・薬、または、処方箋を配送してもらう場合、配送料が別途かかります。

・医療機関によっては、オンライン診療が保険適用でない場合もあり、通常の対面診察よりも高額となることもあるため、事前に確認が必要です。

STEP
薬を受け取る

薬の受取方法は、以下のパターンがあります。

①受診した医療機関から院内処方として薬を直接配送してもらう
 →処方される薬によって、対応できる・できないがあります。

②受診した医療機関から処方箋を配送してもらい、処方箋を最寄りの薬局へ自身で持っていき、薬を受け取る

③受診した医療機関から処方箋を指定した薬局へFAXしてもらい、薬局で薬を受け取る

④受診した医療機関から処方箋を指定した薬局へFAXしてもらい、オンライン服薬指導を受けて、薬局から薬を直接配送してもらう

④の場合は、別途、薬局に「オンライン服薬指導」の予約が必要です。

★各アプリの使用方法はこちら★

まとめ

今回紹介したアプリは、あくまで主要となっているアプリのため、医療機関独自のやり方でオンライン診療をしている場合もあります。診療を受けたい医療機関が各種アプリの医療機関検索で出てこない場合、オンライン診療が可能かどうかの確認をしてみるといいかと思います。

導入医療機関の件数を見ると「どの病院でも使える」とまでは、まだまだ普及していません。

オンラインの診察に抵抗がある医師も多いとのことで、やり方を工夫しないとなかなか普及しないのかもしれません。
オンライン診療がもっと定着していけば、時間の関係で通院が難しい患者についても、通院を続けてもらうことができるようになるなど、病院にとってもメリットとなることがあります。

ただ病院としては患者が来院した方が診療報酬を高く請求できることもあり、強く推奨することがないためその点も普及しない理由と考えられます。

患者側にはメリットが多いので、今後長い目で広めていくべきサービスだと思います。

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