【必読】院内SEとして働く病院を選ぶポイント7個

この記事は以下の方へ向けた内容です。
院内SEで働く場所を探している人
❐どの病院を選んでいいか分からない人
院内SEの就職で失敗したくない人

*この記事は約6分で読めます*

ぶるどっぐ

こんにちは。
院内SE.ぶるどっぐです。

今回は、院内SEとして働く
病院を選ぶポイント7個をご紹介します。

院内SEは、中規模・大規模病院であれば、
院内に必ず1人〜2人は存在する職種です。

定員が少なく、定着率も高いため、
求人が出ると、結構早いタイミングで
募集締め切りとなる、割と人気のある職業です。

院内SEの業務内容については、
この記事を読んで見てください。↓

人気のある職業の一方で、
病院の選び方を失敗すると、
かなり辛い毎日を送ることになってしまいます。

そんなことにならないように、
何で病院を選べばいいのか
実体験を踏まえた上で、
確認すべき7個のポイントをお伝えします。

目次

【1】募集の目的は何か

院内SEの募集の目的は主に以下があります。

①退職に伴う、人員の補充
(退職した人の埋め合わせ)

②新規プロジェクトに伴う人員強化

(現状の人員では業務が回らない)

③将来性のある人員の発掘

(現状の人員に不満)

募集要領に、募集の背景がある程度
記載されている場合もありますが、

面接においても、しっかりと
事実を確認しておくことが大事です。

募集理由を正確に確認することで、
病院がどういう能力をもった人物を
必要としているか、病院側の期待値が分かります。

自身のスキルと照らし合わせて、
期待に答える自信があるか、
スキルアンマッチがないか、
しっかり見極めることが大事です。

【2】現職院内SEの人数と人柄

現職の院内SEが急に退職してしまって、
急募の場合は、こちらから聞かないと
院内SEが不在ということを黙って、
話を進めてくるような病院も実際にあります・・・

よっぽどの自信がないかぎり、
必ず現職の院内SEが1人以上いるところ選ぶことを
おすすめします。

「資料があるから大丈夫」
の言葉に騙されてはいけません。

こういう急募して探す病院ほど、
手順書などの資料関連が整ってないことが多く
入職して、分からないことがあっても
周りの誰も分からないという、
地獄が待っています。。。

*逆にこういう状況を材料として、
年収交渉に使うという見方もあります!
やっていける自信がある人は、アリですね。

次に大事なのが、

一緒に働く人がどんな人かです。

院内SEは少数グループで、
常に一緒に仕事をすることになります。

3人ならまだいいですが、
2人となると、性格が合わない人であれば
毎日がかなりキツイです。

性別・年齢も含めて、
どんな人と一緒に仕事するのかを
イメージしてから決めるようにしましょう。

面接時に話ができれば一番いいですが、
面接に参加していない場合は、
仕事の様子を見学したいなどと
面会する機会をもらうようにするとOKです。

必ず一度面会することをおすすめします!

【3】近場に系列の他施設があるか

法人の病院の場合、
系列の他施設が近場(区内、市内等)にある場合、

各施設間の人事異動があります。

院内SEは、上層部から見れば、
どこの病院でもやることは同じだから、
異動はしやすいと考えらています。

病院が変われば、条件は色々と変わりますし、
現状よりも悪い条件になる可能性もあります。


もちろん、特別な理由がないかぎり、
異動を簡単に断ることもできないでしょう。

法人の規模間については、
ある程度大きいほうが収入的にも良いですが、
他施設が多ければ多いほど、
異動の可能性があるということは
頭に入れておく必要があります。

【4】電子カルテは稼働何年目か、更改はいつか

この情報を確認することは、意外と重要です。

院内SEの業務のほとんどを占めるのが、
この電子カルテの業務になります。

入職した時に、電子カルテが稼働何年目かは、
日々の仕事のボリュームに関係してきます。

電子カルテが稼働して・・・

1年目:運用面での問題も多く、ヘルプデスクの件数が最も多い時期です。

2年目:比較的安定期

3年目:比較的安定期


4年目:5年更改のサイクルの場合、電子カルテ更改の検討作業が発生します。

5年目:5年更改のサイクルの場合、更改に向けた各種準備・更改実施作業が発生します。

6年目〜7年目:5年で更改していないければ、上記作業が発生します。
またこの年数になると、問い合わせは故障関連が多くなります。

なかなか、都合よくはいきませんが、
2年目、3年目であれば、
ラッキーという感じですね。

1年目、5年目(更改の年)の場合は、
一緒に働く人も含めて、
よく考えて判断したほうがいいです。

入職してから、すぐに面倒な仕事ばかりでは
モチベーションが下がってしまいますよね。

ただ、電子カルテ更改前に
人員増強のため、募集が行われることが
多いのも現状です。

【5】業務内容にプログラミング(開発)が含まれているか

募集要領にプログラミング経験必須などがある場合、開発業務があります。

これは、メーカーの製品とは別に、
職員が作成したシステムがあることを指します。

自前で作成したシステムが
いくつあるかにもよりますが、
基本的にこれらのシステムは、
パッケージ製品のようにカスタマイズに
費用が発生しないため、
仕様変更の要望が多いです。

また、メーカーが作成したものではないため
バグで修正対応が必要になることもあります。
これに関しては、作成した人のスキルに影響しますが・・・。

したがって、
開発系SE経験がある人は分かると思いますが、

開発に関する業務を
片手間で行いながら、
ヘルプデスクやその他作業を行わなければなりません。

対象のシステムの数が少なければ、
気にするレベルではありませんが、
多い場合は、日々の作業ボリュームに
大きく影響するため、
どのくらいの数があるのかは、
把握しておいた方が良いでしょう。

【6】所属がどこになるか

院内SEが所属するのは、
院内システム部(課)
情報システム部(課)
病院システム部(課)
IT部(課)・・・など

専門の部門、課などに所属する場合と、
人事部(課)、総務部(課)などに
所属して、院内SE業務を兼務する場合があります。

専門の部門、課ではない場合、
院内SEとしての業務が少ないため、
兼任という体制をとっていますが、
ヘルプデスク作業をやりながら、
人事や総務の仕事は結構大変です。

また、給与などの待遇面を考えても、

専門の部や課で院内SEとして
事務部門と区別されている方が良いと思います。

【7】救急診療(夜間、日・祝)、 土曜診療をやっているか

院内SEが気にするところは、
業務時間外の呼出についてです。

基本的にちょっとしたトラブルでは、
呼び出しはされませんが、
システムが使えなくなったレベルの問題であれば、
復旧のために、出勤しなければなりません。

つまり、現場の稼働が多ければ多いほど、
呼び出される可能性が高いということです。


また、土曜診療をしている病院は、
院内SEも通常勤務となる可能性があります。

以上が、院内SEとして働く病院を選ぶ際の
確認すべきポイント7個です。

全ての病院に当てはまることでは
無いかもしれませんが、
気にしておきたいポイントです。
給料面が良いだけで、
飛びつくと失敗することもあるので、
しっかり確認することをおすすめします。

院内SEへの転職については、
こちらの記事を読んでみてください。↓

ぶるどっぐ

病院によって
待遇も様々ですし、

実際入ってみないと
分からないということも
ありますが、

事前に確認できるところは
しっかり確認しておきたいですね!

この内容が、
院内SEを検討している人に
とって、有益情報となればと思います。

では、また!

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