院内SEへの転職事情。病院で働くSEで得られる5つのこと。

この記事は以下の方へ向けた内容です。
開発系SEから転職を検討している人
院内SEへ転職を検討している人

・残業が日常化
・プライベートな時間がほとんどない
・家と会社の往復のみで何の楽しみもない
・食生活の乱れで激太りする or 激やせする
・いつも寝不足状態で体がキツイ
・仕事にやりがいを感じない
・何に対してもやる気がおきない

この記事を読んでいるあなたは、こんな生活していませんか?こんな仕事もう嫌だ・・・。以前の私も毎日同じ事を考えながら日々無駄に過ごしていました。

開発系システムエンジニアとして働いていた私の生活は本当に悲惨なものでした。

残業当たり前で日付が変わって帰宅する毎日。
理不尽な事を平気で言ってくる上司。
無理なことばかり言ってくるクライアント。

ストレス発散が「食」にいってしまったため、暴飲暴食で「心」も「体」もボロボロに。
体を壊したことがきっかけで、

「なぜこんな人生を送っているんだろう」
「働くことだけで人生無駄にしたくない」

と当たり前のことに気付かされました。一度切りの人生、このままではダメだと思い転職を決意。

そして、私が選んだのは病院で働くシステムエンジニア「院内SE」という職業です。

院内SEの仕事内容を知りたい人はこの記事を読んでみてください。


その「院内SE」に転職して、得ることが出来た5つのことについて紹介します。

転職となると、
①業種、職種は同じで会社を変える
②業種を変えて、職種はそのまま
③業種、職種を全く違うものに変える
このどれかになるかと思いますが、システムエンジニアからの転職の場合、

「業種を変えて、職種はそのまま」がおすすめです。

なぜなら・・・
①業種、職種は同じで会社を変える
→結局どこにいっても状況は同じ。無駄な時間の繰り返しになります。

③業種、職種を全く違うものに変える
→培ったスキルを0にして新たな仕事は時間も労力もかかり、かなりの覚悟が必要になります。

②業種を変えて、職種はそのまま
→システムエンジニアとして培ったスキルはそのままで、全く違った働き方に変えることができます。

開発系システムエンジニア時代に医療系システムの開発を行っていた経験もあり、私が選んだ仕事は「院内SE」でした。

転職してから以前とは比べられないくらい、充実した生活を送ることが出来ています。
転職は「失敗」もあると思いますが、私の場合は確実に「成功」です。

では、院内SEになって何が良かったのか。
院内SEに転職したことで、得ることが出来た5つがこちらで

①プライベート時間
②健康的な身体
③マネジメントスキル
④コミュニケーションスキル
⑤副収入

目次

プライベート時間

「院内SE」は病院で働くシステムエンジニアです。
一般的に事務職扱いとなることが多く、事務部に所属したり、大きい病院で院内SEが多い場合は、情報システム部など専門の部門に所属することになります。

病院は想像どおり診察時間が終われば医療スタッフは早々と帰ります。したがって事務職も基本的に同じで、定時退社が当たり前の職場です。※部署によっては違うところもあるかもしれませんが・・・

たまに残業することもありますが、あっても月に10時間くらいが一般的です。また、休日出勤もありません。
(※土曜日出勤の病院は結構あるので、確認が必要です)

毎日18時までに帰宅できたら何ができますか?
趣味、料理、資格の勉強、副業などなど・・・。
この時間帯をいかに充実したものにするかで生活が豊かになります。

急な休日出勤で予定のキャンセル、休日なのに家でたまっている仕事・・・
そんなことから開放されるのも大きなメリットの一つです。

健康的な身体

院内SEの仕事は病院内のシステムの管理(サーバーやクライアント端末)や各種ヘルプデスクが主要な業務です。システムエンジニアの「納期厳守で残業・休日出勤で何とか乗り切る」みたいな働き方とは全く違います。

もちろん仕事に期限はありますが基本的に「急がないから」、「いつでもいいよ」のように、エンジニア経験のある人からするとかなり緩い感じで依頼されることが多いです。

また、依頼主は同じ会社(病院)の社員です。対顧客ではないので、どうにでも融通ができます。したがって、納期のプレッシャーにストレスが溜まることはありませんし、要求されることもエンジニア経験があれば、そう難しいことはほとんどありません。

このことからも「精神的なストレス」はシステムエンジニアの頃と比べものにならないくらい減りました。

また、ヘルプデスク業務があるため、トラブルの現場にあちこちで呼ばれて移動します。
長時間のデスクワークではないため、程よく一日の中で歩く時間がありますし、座りっぱなしでないため、腰が痛くなることも無くなりました。明らかに健康的に生活ができている実感があります。

マネジメントスキル

院内SEは病院に1人〜2人、多くても3人くらいが一般的です。
それぞれの職員の年齢差にもよりますが、各案件をそれぞれ個人が担当して仕事を行います。

20代前半のシステムエンジニア時代はプロジェクトに所属して、設計、プログラミング、テスト、BPのスケジュール管理などを行い、マネジメント業務はほぼありませんでした。

院内SEは各案件を個人が担当するので、システム導入などの大きな案件の場合、プロジェクトマネージャーのポジションで仕事を行うことができ、マネジメントスキルを身につけることができます。

コミュニケーションスキル

院内SEの仕事にヘルプデスク業務があります。電子カルテの問合せからWord,Excelの使い方など
その内容は様々です。従って、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・・・などなど問合せをしてくる人は全職員が対象です。

医師と看護師では説明方法は変わってきますし、相手によって分かりやすい表現を考えながら話す必要があります。
また、医療職の人はITスキルが低い人が意外と多いのが現状です。

ITスキルが低い人に専門用語をなるべく使わず説明するのは、結構難しいです。
そういったことを毎日行うので、自然とコミュニケーションスキルが上がります。

副収入

院内SEは基本的に定時退社、土日出勤なしなので当然仕事以外の時間が圧倒的に増えます。

私はその時間を利用して、プログラミングやライターとして副業を行うようになりました。
開発系システムエンジニアの頃は副業なんてやる気力も体力もあるはずがなく、全くの無縁でした。

副業ではただ収入を得るだけではなく、普段の仕事では身につけるができないことがたくさんあるので、経験価値は大いにあります。

院内SEとして働く病院の選び方を知りたい人はこの記事を読んでみてください。

以上の5つのことを手に入れた私は、健康的な心と身体で、毎日充実した生活を送っています。

システムエンジニアから転職する人は他業種に比べてもかなり多いですが、転職に失敗して、何度も転職を繰り返す人も多いのが現状です。

院内SEといっても病院によって業務やポジションは様々で、一概には言えませんが、プライベートな時間を持って、仕事中心の人生を送りたくない人にはおすすめの仕事と思います。

転職先で悩んでいる人は、院内SEも候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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